Brave of cloudia Ver0.38 中間β版

ジャンル:戦術級シュミレーションRPG
種別 :フリーソフト
作者 :諸熊
転載 :丸ごとであれば自由、詳しくは本書6.3節にて
最終更新:2012年12月10日



1:概要


1.1:はじめに

ダウンロードありがとうございます。ただし、本作はテキストゲームではないので、その辺ご注意下さい。尤も、テキストゲーム一覧に挙がってないので、直リンクでない限りわかってると思いますが。
約6年前、テキストゲームに没頭してから、私の人生にゲーム制作という夢が点りました。今もですが、当時テキストゲームの公開サイトであったWEBサイト「Lumo21」に書いてあった言葉「遊べるゲームは多くありません。だから自分で作ってしまいましょう!」に、深く感動を覚えたものでした。
そんな時から今までの活動は身を結び、遊べるゲームもだいぶ増えてきました。また周囲でもゲーム制作をする人が登場し、とりあえず当初の目標であった「遊べるゲームを増やす」と、「ゲーム作れる人を育てる」が成就しつつあると考えています。
また先日、ようやくゲームの情報集約サイトとしてウィキが開設されました。まだまだ情報は少ないですが、掲示板のログ整理やネタ倉庫として使えればと考えています。


1.2:経緯

それはそうと、今回のゲームの制作を考えるようになったのは2010年5月。CRPG・ARPGの基盤が作られたとなると、あとやってないのはSRPGじゃねぇか!その単純な理由が、私の社会人の貴重な余暇時間をもぎ取る根拠となりました(笑)。
が、SRPG制作には二つの問題がありました。一つは、コンピュータをどんな風に操ればうまく動いてくれるのかがわからない、ということ。そして、もう一つは、基本的に2次元マップがデフォルトになるのを、どうやって全盲がわかるようにするのか?ということです。
上記の2点の課題を何とかするため、今回は本気でプログラミングのドキュメントを読みました。また実際のゲーム内の動きを知るため、市販のゲームソフトも調べました。まぁFEとか定番のものは見てないんですけど。
というわけで、いつものように長い前置きとなったわけですが、ようやく基本形が整ってきたので、リリースすることにしました。ただし、現状では体験版であり、主に遊んでもらってのフィードバックを期待します。いつものように、バグとかいろいろあると思いますんで、ドシドシお願いします。


1.3:概要

多くの生物が生息する大陸パーキード。しかし最近、大陸全体を謎の黒い雲が覆うようになった。黒い雲の出現は、異常気象の発生と共に、各地で凶暴な魔物を呼び込んでいった。そこで大陸中心都市のパーキード王国にて、原因解明と沈静化を目的に調査団が結成された。そして今日、一人の女がギルドに姿を表した…


本作は、一言で書くと、フィールドへ出向いて戦闘ミッションをこなすRPGです。一応11章構成のシナリオにしてありますが、基本的な流れは、「町などで情報収集 → 外へ行って戦闘」の繰り返しです。迷うことは無いと思います。
町中は、テキストゲームと同じ容量でシナリオがあったり、町人との会話、店での売買ができます。また、訓練所があり、基本的なルールを学習できます。
フィールドでは、キャラを移動させ、モンスターを駆逐していきます。周囲にどんなキャラや障害物があるのかを確認したり、技やアイテムを駆使したりできます。ちなみに基本的にコマンド式です。
その他、いつも通り「操作面倒」、「わかんない」人向けの自動行動や、統一感のある操作メニュー、音声はクリップボード、SAPI5にも対応などが利用できます。不思議の洞窟より操作しやすくなることを目指しています。


1.4:動作に必要なもの

  1. Windowsが安定して動くパソコン。また32ビットアプリなので、64ビットWindowsでは32ビット互換推奨。
  2. 画面解像度1024*768以上推奨。800だと描画がはみ出るのかも?
  3. 複数の音声が再生できるオーディオデバイス(22.05KHz、16チャンネル以上推奨、ステレオ対応で、再生の遅延が50ミリ秒以下なものが望ましい)。
  4. キーボード。最低でも矢印キーとエンター、エスケープ、ALT、タブキーが効くこと。
  5. SAPI5対応音声合成エンジン、もしくはスクリーンリーダー。スクリーンリーダーは、PC-Talker、VDMW、95Reader、FocusTalk、NVDAに対応、それ以外はクリップボード読みかSAPI5音声エンジン付きであること。
  6. レベル上げや戦闘ができる根気。今回は育てないと勝てない設計です。一応Easyモードがありますけど。

1.5:インストールとアンインストール

本ソフトにはインストーラなんてものはありません。むしろコレを読んでいる地点でインストールは完了しているに等しいです。
というのも、インストール方法は書庫を解凍するだけだからです。アンインストールはその逆で、出てきた物をフォルダごとばっさり消せばOKです。レジストリ操作は基本的に行いません。


2:作成・動作環境


2.1:作成環境

作成環境は、愛も変わらずRubyのSDLです。とりあえず、exerbでファイルを固めてありますので、Rubyが無くても動くと思います。
スクリーンリーダーには、PC-TalkerXPのVer2、XpReader、FocusTalkの体験版、あとDocumentTalkerのゆっくりをSAPIで動かしてみています。私はゆっくりの声、好きですよ。
Jawsについては、スクリプトは書いていませんが、SAPI5対応の音声がバンドルされているから、普通に使えるはずです。ただし、仮想ビューアも減ったクレも無いので、Jawsのキーコマンドは意味がありません。というよりキーイベントを奪われてまともに使えないです。
その他の環境は、プロンプトがAltiar、ソースはMyEdit、音楽はMuse、音源は主にTimidityで拾い集めたものを使っています。Timidity、海外はいろいろヤバいですよ。


2.2:動作環境

動作環境は、Windows XPのSP3、32ビット版です。Windows系なら問題なく動くと思いますが、基本的に未確認です。
仕方が無いので、他の方の動作報告ですが、Win2000やVista、ME、またWin7の64ビット版でも動いたらしいです。Win95とか98は知りませんが、たぶんメモリ的にきついのかもと思います。


3:著作権・免責・再配布

3.1:著作権

このソフトのシナリオやシステム部分、ドキュメント関連は諸熊が所有します。また効果音や音楽の一部も諸熊が所有します。
ただし、効果音および、BGM素材については、下記の素材サイトにもお世話になりました。内容は改造しているため現物と異なりますが、著作権はそれぞれの作者にあります。


3104式 様

http://www.geocities.jp/cyber_rainforce/

Hanac200x 様

http://879.hanac200x.jp/

ザ・マッチメイカァズ 様

http://osabisi.sakura.ne.jp/m2/


また、付属しているDLL関連の著作権は、それぞれの作者にあります。諸熊はDLLは全くいじっていません。
なお、今は急ぎのため詳しいことは略します。どうせマニュアルもほぼ書き直しになるだろうから、その際曲紹介などを構える予定です。


3.2:免責

このソフトは、現状では、とにかくいじってみたい、という声が多かったので公開しています。が、同時にいじってもらってのご意見・ご感想を募ることを目的としています。
そのため、調整不測な部分やバグなどが異常にあるかもしれません。その点をご理解いただいた上で、試していただければと思います。
ソフトのバグや「こここうして」の要望は、いただければ検討していきたいと考えています。ただし、私に取れる責任と取れない責任がありますので、その辺はご容赦下さい。責任の内容は、何が起こるかわからないので、要相談となります。


なお、ソフトでバグがあると、だいたいは「Error_report.txt」に書き出されます。このテキストの内容を送ってもらえると、バグ修正に役立つのでうれしいです。
また、画面出力をしていた場合に、画面から溢れそうな表示を検出すると、「Error_output.txt」が出てきます。いつの間にかこいつが出てきていたら、合わせて送ってくれると助かります。


3.3:転載・再配布

転載・再配布については、基本的にソフト丸ごとの形でお願いします。間違っても、中身の効果音だけ抜き出すとかはやめて下さい。他の著作権者に怒られます。
というより、体験版を配布されても正直困ります。なので、私のサイトへのURLを使って、直接取りに行って下さいますよう、よろしくお願いします。
いろいろ書いていますが、早い話が、他のフリーソフトと同じ容量で扱って下さい。ちなみに文体がアレなのは、普通の文体だと読んでいて飽きるからです。ゲームだし。


4:ダウンロード

以下から、「Brave of cloudia」の体験版がダウンロードできます。自己解凍書庫になっているので、そのままクリックすれば解凍が始まります。
Brave of cloudia Ver0.38(中間β版) 46.9MB程度

バージョンアップ版Ver0.38 951KB程度


5:最新の開発履歴

2012年12月10日 Version 0.37

バグ修正とUI修正版です。試験的にUnicode対応をやっています。

  1. カーソル閲覧モードでのタブキー移動時に、直前の位置からカーソルが移動していくようにした。
  2. カーソル閲覧モード中の宝箱へのフォーカス移動位置がずれていたバグを修正
  3. 移動時、シフトキーを押すと読み上げる周囲のキャラについて、大雑把に右上なのか左下なのかなど、位置を知らせるようにした。
  4. 短剣が2回攻撃、剣・杖・ナックル装備時には盾装備時の能力上昇、槍・杖・銃は直線距離で2マス離れた敵を間接攻撃可能にした。
  5. 技や魔法の説明を変更。技事態の説明の後に詳細説明が出るようになった。
  6. 職業「バーサーカー」の習得技術「クロスカウンター」を「バーサーク」に変更。効果も変わった。
  7. レベルアップ時に「素早さ」欄が増えた結果、画面描画がはみ出ていた問題を修正。というか行数を増やした(爆)。
  8. 技を11個登録していると、固有技が追加される武器防具を装備しても増えなかったバグを修正
  9. 残HPが足りない状態で技を使うと落ちていたバグを修正
  10. Unicodeでの読み上げができるようになった。ただし日本のスクリーンリーダーでは文字化けする。

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以上。