* 第14章 妖精の森

 ※ このコンテンツは、極度のネタバレを含んでいます。なので閲覧をされる方は、ストーリーを一度は味わって下さい。


* スールの村の入り口にて

エクール:

 この南に、噂の森があるのね。

ネロ:

 イタズラ好きな妖精ねぇ。困ったものだね。

ダンガ:

 森で迷子になる人も多いそうだぜ。磁石と地図は必須だろうな。

エクール:

 妖精というのは本来、森とかを守っているのよね。で、外から森を汚す者に対し、罰を与えるとかさ。

フィー:

 そういう種類だね。月の塔にいた要請も、無理に武器を振るわなければ、そのまま寝てたし。

ダンガ:

 でも中には、他の生き物の生気を吸い取ってるやつもいるんだろ?あの森に、そういう系のやつがいないといいが。

ネロ:

 そんなのもいたっけ?

フィー:

 いるよ。

エクール:

 それもそれで嫌ねぇ。結局は、何かしら餌になっちゃうんでしょ?

ネロ:

 弱肉強食…

ダンガ:

 まぁいいさ。仮にそんなやつが出てきても、やられる前にやっちまえばいいんだからな。注意さえしとけば、何とでもなるさ。

 

* 妖精の森の中にて

 

* 妖精達のイタズラ(1回目)

?? A:

 人間だ!

?? B:

 こっちに来てるよ。

?? C:

 見た感じ、普通の旅人と、子供だね。

?? D:

 何しに来たのかなぁ?

?? B:

 そんなの、アレに決まってるさ。

?? C:

 やっぱりそうか。人って、しょせんそんなもんだよねぇ。

?? D:

 んじゃ、いつものようにやりますか。

 

* 妖精の森 出口にて

ネロ:

 アレレ?

ダンガ:

 ここ、どっかで見た事ねぇか?

フィー:

 ナムアシティの近くにあったような端があるね。

ネロ:

 アリュアックの近くに橋なんてあったっけかなぁ?

エクール:

 えぇっと、地図には書いてないよ。

ダンガ:

 いつの間に橋ができたんだろうか?

フィー:

 あっ、後ろ…

ダンガ:

 後ろ?

フィー:

 森が…

エクール:

 消えた!

ネロ:

 いったい、どういう事なんだろう?

フィー:

 幻だったのだろうか?

ネロ:

 まさか…

エクール:

 じゃぁさ、試しにこの橋渡ってみようよ。

 

* スウィット・ナムアシティ間の橋を渡って

エクール:

 あそこにあるの、どう見てもナムアシティじゃないの!

ダンガ:

 何だ?あの森は?

フィー:

 まさか、妖精達のイタズラの一つかなぁ?

エクール:

 そんな、じゃぁ、いつの間に吹き飛ばされてたって事?

ダンガ:

 ぜんぜんわからなかったがなぁ。

ネロ:

 仕方ない。もう一度、森へ行こうよ。そして、よく確かめよう。

フィー:

 どこかで魔法を使っているんだから、身長に歩けば、きっとわかるはずだね。

エクール:

 それにしても、どうして森から遠ざけたのかなぁ?

 

 

* 妖精の森の中にて(2回目)

* 妖精達のイタズラ(2回目)

?? A:

 また来たよ。あの人達。

?? C:

 そんなにまでして、アレをしたいんだろうか。

?? D:

 そんなもんでしょ。だって、過去もそうだったじゃないか。

?? A:

 にしても、子供がここまで来るなんて、珍しいねぇ。

?? B:

 ともかく、今度はどうしようかなぁ。

?? C:

 二度と来たくなくなるように、きっついのはどうかな?

?? D:

 それ、賛成。じゃ、さっそく行動だ。

 

* 妖精の森にて同じフロアを3回回って

フィー:

 この森、ずいぶん深いね。

ダンガ:

 というより、景色が全く変わらないなぁ。

ネロ:

 今のところ、特に怪しい物は見てないよ。ゆっくり歩いてるからかなぁ。

フィー:

 確かに、それは正しいかもしれない。ゆっくりだと、思ったより時間もかかるし。

ダンガ:

 エクールちゃん、大丈夫かい?

エクール:

 ち ちゃん付けしないでよ…

フィー:

 でもエクール、元気ないね。

ネロ:

 もう少し、歩いてみようよ。

 

* 妖精の森にて同じフロアを5回回って

エクール:

 も もうダメ…

ネロ:

 ずいぶん歩き回ったね。

エクール:

 私、もうどうかなりそう。ず~っと同じで、怖いよぉ~。

フィー:

 ここ、まさか…

ダンガ:

 間違いないぜ。無限ループだな。

ネロ:

 なんだって!

エクール:

 そ そんな!作者がふざけて作ったって事?

フィー:

 わからない。でもおそらく、前に橋の近くに飛ばされた時みたいな感じで、何者かが魔法を仕掛けている可能性がある。

ネロ:

 どうしよう… 僕ら、永遠に出られないのかなぁ?

フィー:

 それじゃ、フライウィングで脱出する?

 

ダンガ:

 おい、ちょっと待て。

エクール:

 待って、何を?

ダンガ:

 魔法はそう遠くからは使えないんだ。だから、近くにいるはずさ。

ネロ:

 それはそうだけど。どこにいるんだろう?

ダンガ:

 へっ、任せろ。探していないなら、いぶり出すまでさ!

 行くぜ!ファイアボルト!乱れ撃ち!

フィー:

 ダンガさん、それはちょっとまずいよ。あちこち燃えてる!

ダンガ:

 おいおい、フィーちゃん。アンタ、考えてもみろよ。魔法で何かやってるいじょう、本物の植物が使われると思うか?

エクール:

 そういえば、本物の木が、ファイアボルトで燃えるわけないわよね?

ダンガ:

 ほらほら、アンタらも手伝えよ。焼いても切ってもかまわねぇ。

??:

 キャーッ!

ネロ:

 今、何か声がした!

??:

 こうなったら、もう一度…

エクール:

 今の、要請?

フィー:

 はっきり見えた!

ネロ:

 で、ここはどこだろう?

ダンガ:

 ちっくしょう。迷宮の次は、またスウィットの近くだ。

エクール:

 でも今回、妖精達のイタズラだって事はよくわかったわね。

フィー:

 あそこまで行くと、単なるイタズラとは言えないと思うけど。

ダンガ:

 全くだ。でも、よっぽど人間嫌いなんだろうなぁ。

ネロ:

 でも、これからどうする?

フィー:

 私達を4人まとめて、一気に吹き飛ばすんだから、並みたいていの妖精でもなさそうだよね。

ダンガ:

 そりゃ、もう一度あそこへ行くに決まってるだろ?道はあそこしかねぇんだ。無理にでも通るのさ。

エクール:

 ねぇ、話し合って、通してもらえないの?

ネロ:

 そうだね。それができると、一番助かるんだけどねぇ。

フィー:

 でも、あの時はそうとう恐れていたように見えたから、難しいんじゃないかなぁ。

エクール:

 ダンガさん、ハデに焼き払ったもんね。

ダンガ:

 おいおい、エクールちゃん達もやっておいて、そりゃねぇだろうよぉ。

ネロ:

 そうだよ、エクール。それに、あの時はあぁしないと、永遠に進展もなかっただろうから、今回の結果は必然だったと思うよ。

エクール:

 う~ん、それじゃ、今度は謝りに行きましょうよ。で、で、通してもらおうよ。

フィー:

 でも、会う前に前みたいに吹き飛ばして来るんじゃないかなぁ。

ネロ:

 いいかげんに、あきらめてくれるといいよね。

ダンガ:

 そうだといいんだがな。

 

 

* 妖精の森の中にて(3回目)

* 妖精達のイタズラ(3回目)

?? B:

 うわぁ、また来た。

?? C:

 あの人達、度胸あるわねぇ。ある意味感心しちゃう。

?? D:

 仕方ない。ちょっと痛い目に会わせちゃおう。そうすれば、あきらめてくれるだろうし。

?? A:

 そういえば、本当にアレのために来たのかなぁ?

?? C:

 この前微妙に姿バレてたよね。なのに、ぜんぜん目の色変えなかった。

?? B:

 わかんないぞぉ。優しいふりして近づいて…

?? C:

 う~ん。わかったよ。

 

* 妖精の森内にて

ネロ:

 うわ!妖精だ。

フィー:

 (この前のがあって、正面から魔法をかけに来たのだろうか…)

エクール:

 ねぇ、私達、アリュアックに行きたいんです。お願いだから、そのまま通して下さい。

ダンガ:

 そうだぜ。アンタら、いいかげんにくだらないイタズラをするのはやめたらどうだ?

妖精 A:

 君達、そんな事言うけど、本当は違うでしょう?

ネロ:

 違う?何がですか?

妖精 D:

 私達を連れていって、ひどい事をするのが人間だ。だから、絶対に近づけない。

エクール:

 まだ何もしてないって。何で、連れて行かなきゃいけないのよ。

ネロ:

 いったい、何がどうなっているんですか?詳しく教えて下さい。

妖精 C:

 あたし達の仲間を、連れていったでしょう?嘘だとは言わせないわよ。

ダンガ:

 アレ?俺たち、そんな事してたか?

フィー:

 少なくとも、妖精と一緒に歩いた事はないよ。

エクール:

 あなた達、連れていったって言うけど、それは単なる人違いじゃないの?

 そりゃ、世界には、わけもなくいろんな物を捕まえて回る人もいるさ。でもね、私達はそんな人達じゃないの。一緒にしないでよ。

妖精 A:

 信じられないよ。

ダンガ:

 う~ん、そいつは困ったなぁ。

ネロ:

 どうしたら、信じてくれますか?

妖精 D:

 どうしても、信じられない。何度もここに来るんだから、それなりの理由があるはず。

ネロ:

 あの、僕ら。この森を通って、アリュアックに行きたいんです。他に道がないから、通らないといけないんです。

妖精 A:

 本当なの?

フィー:

 本当です。

エクール:

 それじゃ、私達先を急いでるから、そこ通して下さい。

妖精 C:

 こ 来ないで!

エクール:

 キャーッ!

ネロ:

 エクール!

フィー:

 マヒ?

ダンガ:

 おい、アンタら、何するつもりなんだ!事によっては、俺が容赦しねぇぞ!

妖精 D:

 うわ!本章を表した!

ネロ:

 ダンガさん、落ち着いて。ここで怒っても、進展はないよ。

ダンガ:

 だったらどうするんだよ!エクールちゃんそのままにしとくってのか!

妖精 B:

 この人達、危ないよ。

妖精 D:

 悪いけど、どうしても通す事はできない。通りたいんだったら、私達を止めてみなよ。

 

????:

 キャー!

妖精 C:

 今の!

ダンガ:

 あっ、待て!

フィー:

 慌てて奥へと飛んで行っちゃった…

ネロ:

 いったい、どうしたのかなぁ?

ダンガ:

 今の、誰かの悲鳴のように聞こえたなぁ。

エクール:

 痛い…

ネロ:

 エクール、大丈夫?

エクール:

 と とりあえず、大丈夫…

フィー:

 さっきの悲鳴、もしかして要請の仲間だったのだろうか?

ダンガ:

 その可能性はあるな。アイツらが、俺たちをそっちのけにして消えたくらいだからな。

ネロ:

 行ってみよう。

 

 女の子が虎に襲われている!

ネロ:

 あの子、どこかで見た事があるような…

フィー:

 あの様子だと、あと1分ももたずに餌になっちゃいそうだね。

エクール:

 そ そんな!じゃぁ、助けようよ。

 

* アロータイガーを倒して

ダンガ:

 ったく、こんな所にアロータイガーがいるとは、不自然な話だなぁ。

フィー:

 多分、どこかから迷い込んできて、空腹でさ迷ってたら、そこの子を見つけたんだろうね。

ネロ:

 この子は…

 あの時、一緒に学園を出た女の子だ!

エクール:

 アレ?知ってるの?

ネロ:

 学園で捕まった時にね、一緒に出たんだ。この子の魔法で、教官に寝ててもらってさ。

チェリー:

 ん んん…

ネロ:

 君、大丈夫?

チェリー:

 あっ、君。前に会った子。

妖精 C:

 チェリーちゃん!大丈夫だった!

妖精 B:

 この人達、助けてくれた…

エクール:

 えっ、あなた達、この子の声がしたからここへ来たの?

チェリー:

 ありがと。たまたま、あんなモンスターが出てきて。逃げようとしたんだけど、早くって。

妖精 A:

 アレ?その人って、あなたの知り合いなの?

チェリー:

 この子ね、あたしが学園に捕まった時、出して一緒に逃げてくれたの。

妖精 D:

 そうだったんだ!

妖精 B:

 それじゃ私達。そんな人を追い出そうとしてたんだ!

妖精 A:

 ごめんなさい。私達、てっきりチェリーを捕まえた人達が、また来たんだと思って、恐れてた。だから、あぁやって何度もあなた達を遠ざけた。

ネロ:

 そうだったんだ。

エクール:

 あなた達も、あの上官にやられてたんだね。

ダンガ:

 んだよ、そりゃ。スリープウィンドの次は妖精の復讐と来たもんだ。

フィー:

 あの、私達は、あんな人達みたいな事はしません。だから、森を通して下さい。

妖精 C:

 わかったわ。助けてくれた人達を、わざわざ遠ざける理由はないよ。

妖精 D:

 この先に、私達が住んでいる所があるの。よかったら、案内するよ。

 

 

* 妖精の村にて

エクール:

 うわぁ、妖精がいっぱい。

妖精 C:

 うん。ここ、普通の人には見せない所なの。

妖精 D:

 でも、君達は仲間を救ってくれた。だから、受け入れるよ。

フィー:

 アレ?ダンガさん、その顔は…

ダンガ:

 ん、いや。な 何でもない。

エクール:

 もう!魅了されるのはいいけど、迷惑かけないでよね。

ネロ:

 エクール、あっちあっち。

エクール:

 ヘ?

 キャーッ!すっごくかっこいい!

フィー:

 ネロ。ミイラ取りをミイラにして、どうするのさ。

ネロ:

 ダンガさんの気持ち、僕はわかる気がする。これだけ美男美女がいたら、普通はこんな感じになると思うよ。

フィー:

 確かにそうだね。ここで誘惑されたら、自分も魅了されるかもしれない。

妖精 A:

 異性じゃなくても、魅了できるのよ。

 こんな感じにね。

ネロ:

 って、僕らを魅了してどうするんですか!

妖精 B:

 別に何もしないよ。ただ、みんなそんな感じになっているみたいだから、遊び心で。君も加わるかい?

ネロ:

 さ さすがに、もう元に戻さないと!大混乱になっちゃう!

エクール:

 アレレ、私、いったい?

フィー:

 自分も油断してた。アレが、噂のフレンチキッスだったんだ…

ダンガ:

 おっと。すまんな、ネロ。

チェリー:

 ねぇ。あたし、一緒に旅してもいい?

エクール:

 え?あなたと?

チェリー:

 うん。あたし、何度も助けてもらったから、お礼したいの。

ネロ:

 お礼だなんて。別に僕ら、そんなたいした事は。

チェリー:

 お願い。精一杯がんばるから、連れてって。

妖精 D:

 私達からもお願いだよ。せっかく行きたがってるから、一緒に連れてってあげて。

フィー:

 どうする?

エクール:

 いいわ。人数は多い方がいいし、行きましょうよ、ね?

ネロ:

 そりゃそうだね。ぜひ、一緒に行こう。

 

 妖精の女の子 チェリーが仲間に加わった!

 

チェリー:

 ありがと。よろしくネ。

妖精 B:

 チェリーを、よろしく。

フィー:

 もちろん。もしかしたら、私達の方がお世話になるかもね。

ダンガ:

 確かにそうだな。アンタ、飛べるっぽいしな。

チェリー:

 う~ん、ちょっとだけね。あまり高く飛ぶのは危ないの。だから、少しだけ浮く程度にね。

エクール:

 よぉし。じゃ、さっそく南へ行きましょう。アリュアックまであと半分も無いでしょうし。


  第15章 炎の谷
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