* 第19章 新緑の森

 ※ このコンテンツは、極度のネタバレを含んでいます。なので閲覧をされる方は、ストーリーを一度は味わって下さい。


* ファンムーの民家Bにて

家の人:

 そ それは!

 君達、本当に雪原まで行って、オーブを持って来たんだ!

 頼む。そのオーブ、研究のために使わせて欲しいんだ。深緑の森に行くために。

 

 ありがとう。感謝するよ。きっと、うまく行くはずさ。

 

 君達のおかげで、私の研究は叶ったよ。ありがとう。

 きっとうまくいくはずだ。もし、君達が望むなら、深緑の森にだってひとっとびさ。

 

 よし。じゃぁ、そこに立って。みんな一斉に転送するからね。

 

 

* 深緑の森入り口にて

ネロ:

 ん んん…

ダンガ:

 ここは…

チェリー:

 どうやら、着いたらしいわね。

エクール:

 深緑の… 森…

ネロ:

 ついに、僕達はここまで来たんだね…

フィー:

 ネロには木の力があるのだとすれば、ついに、魔法が使える日が来るんだね。

エクール:

 そっか…

セリウス:

 尤も、いきなり魔法主の目の前というわけでもないようだな…

ダンガ:

 それよかここは、森のどの辺りなんだ?

クレアー:

 近くに、崖がありました。どうやらここは、森の外側のようです。

チェリー:

 ホントね。海がある…

フィー:

 アレ?エクール、どうしたの?

エクール:

 えっ、いや、その…

 何でもないの。この森凄いなぁってさ。

フィー:

 それならいいんだけど。近くに何かいるのを感じていたのかもと思ったから…

エクール:

 そりゃ、いろんな生き物はいるようよ。モンスターかどうかは、会ってみないとわからない。

セリウス:

 どうやら、そのモンスターがお出ましのようだ!

クレアー:

 毒蛇!

フィー:

 キングコブラだよ。他の獲物を毒殺し、消化してしまうかもしれない!

ダンガ:

 ったく、相変わらず手厚いお出迎えだこった!

 

* キングコブラ撃退して

セリウス:

 今までのモンスターとは、桁も違うようだな。

クレアー:

 彼らにとって、未知の世界から踏み込んできた私達は、恐ろしいモンスターか、格好の獲物と思われるのでしょう。

ネロ:

 今気づいたんですが、ココ、太陽がずっと出てますね。

フィー:

 魔法学園で聞いた話では、深緑の森には夜がないそうだよ。

クレアー:

 世界には、夜しかない場所もあるようですし、不思議ですね。

ダンガ:

 あぁ、ブリムス島を思い出したぜ。あの不思議女、今頃何やってんだろうな。

フィー:

 きっと、またあちこちをさ迷っているんじゃないかなぁ?

エクール:

 少しだけ、なつかしいね。

チェリー:

 えっ、なになに?どんな事してたの?

ネロ:

 そういえば、チェリーやセリウスさん達は、あの時は一緒じゃなかったんだよね。

フィー:

 シャドに会った時、彼女があまりにも非常識な事をしていたから、主にエクールが死にかけたんだ。

ダンガ:

 ん?どうした、エクールちゃん?

エクール:

 べ 別に、どうだっていいでしょう?ちょっと、思い出して腰が抜けただけよ。

セリウス:

 エクールのその様子だと、そうとうひどい目に会ったようだな。

ネロ:

 フレムの時よりはマシでしたけどね。

クレアー:

 きっと、楽しい旅だったのでしょうね。そろそろ、行きましょう。

 

 

* 新緑の森半ばにて

チェリー:

 あそこ、見て!

エクール:

 デ デーモンよ!しかも2匹!

フィー:

 エクール。そっちも凄いけど、ちょっとずれてるよ。

ネロ:

 アレ、この辺にいるウォームじゃないかなぁ?

セリウス:

 そのようだな。デーモンに襲われているようだ。

 

* リドルがいる場合

ネロ:

 ん?どうしたんだい?リドル?

ダンガ:

 きっと、あのデーモンに復讐心でも燃やしてるんじゃねぇか?

チェリー:

 そうみたいね。じゃぁ、行こう。

 

* リドルがいない場合

チェリー:

 ねぇ、助けてあげようよ。あのままじゃ、あの子、死んじゃうわ。

ダンガ:

 苦労して助けた瞬間に、剣向けてきたらどうするんだい?

エクール:

 それ、最悪じゃん。デーモンでヘトヘトになった所に不意打ち?

ネロ:

 でも、助けようよ。アレじゃ、見てて耐えられないよ。

クレアー:

 もし、万一の事があっても、7人いますから大丈夫。それに、アレがモンスターなら、あんな事にはなりえません。

ダンガ:

 わかってねぇなぁ、クレアーさん。デーモンってのは、種族の特性上、あぁやって行動してるんだぜ。

フィー:

 その前に、こっちに来てるよ、デーモン…

エクール:

 えっえ!そんなのないよ~!

 

* レッドデーモン撃退して

セリウス:

 みんな、大丈夫か。

チェリー:

 あたし、何とか…

ダンガ:

 この森、デーモンが住んでるようには思えねぇんだが、どうなんだ?チェリーちゃん。

チェリー:

 あたしが知るわけないじゃない。デーモンだらけじゃないんだから、違うんじゃないの?

フィー:

 あっ、そこ…

エクール:

 ねぇ、君。大丈夫なの?

チェリー:

 気絶してる。

ネロ:

 あのデーモンの攻撃だもんなぁ。並みの痛いどころじゃないと思うよ。

セリウス:

 ヒールリング!

ウォーム:

 !

チェリー:

 警戒しないでいいよ。もうあのデーモンはいないから。

ネロ:

 あっ…

セリウス:

 恐れていたのだろうか…

クレアー:

 人数が多過ぎたかもしれませんね。

ダンガ:

 まっ、良かったんじゃねぇか?少なくともアイツ、延命にはなっただろうよ。

エクール:

 でも… 何か反応して欲しかったね…

チェリー:

 う~ん、まだ少し錯乱してたかもね。あんなデーモンの次は、武器を持った私達に囲まれているんだから。

エクール:

 あ、なるほど。そりゃ、私が同じ立場だったら、ずいぶん酷い悪夢ねぇ。

クレアー:

 それにしても、だいぶ疲れましたね。

セリウス:

 普通なら、もうすぐ夕方になるな。

ネロ:

 どこかで一休みしたいね。

 

エクール:

 あ、あそこに何かあるよ。

???:

 あっ、久しぶり。元気してた?

ネロ:

 わ わ わぁ!な なんでぇ~!

闇の魔法主 シャド:

 ちょっと知りたい事があってね、この辺うろうろしてたの。

セリウス:

 ネロ、この人、いったい?

フィー:

 この人こそ、例のシャドだよ。

チェリー:

 あら?どうりで、凄い闇の力を帯びているなぁって感じたわけね。

エクール:

 でもまぁ、あの時よりマシね。正体わかってるし。

ダンガ:

 で、アンタ。こんな所で知りたい事って、いったい何なんだい?

闇の魔法主 シャド:

 最近ね、魔族の力を持つ者が、封印から解かれちゃったかもしれないって、ホーリ君から聞いたの。

クレアー:

 魔族ですって?

エクール:

 えぇっと、魔族ってのは…

セリウス:

 魔法戦争の引き金となった連中だな。世界各地を制圧するために、自分達に不都合な物を破壊し尽くした。

ネロ:

 確か… 生命の力を持つ者が次々と消されていって、全滅しちゃったから、魔法主様達が封印したんじゃなかったっけ?

闇の魔法主 シャド:

 もうずいぶん前の話になるわね。

フィー:

 それで、そういう疑惑があるから、調べているんですね。

闇の魔法主 シャド:

 そう。実は、封印する時、どうしても来れないものがいたの。というより、来る事が不可能だったの。で、力は不十分だけど、その時は時間もなかったんで、封印したの。

クレアー:

 つまり、封印は僅かながら不十分で、それがついに破られたという事でしょうか?

闇の魔法主 シャド:

 それを確認するために、一番動ける私があちこちを調べてるの。でも、あとはここしか思い当たる所がないの。

チェリー:

 シャド様。私達は、どうしたらいいですか?

闇の魔法主 シャド:

 う~ん。その様子だと、まだリーフにも会っていないみたいね。奥にいるから、会ってみて。

ネロ:

 あっ、待って下さい!

フィー:

 今までのシャドとは、かなり様子が違ったね。

ダンガ:

 ほぉ。魔族復活か。そいつは一大事だな。

チェリー:

 ともかく、まずはリーフに会ってみましょう。シャド様も、そうお告げくれたんだし。

エクール:

 そうね。先を急ぎましょう。

闇の魔法主 シャド:

 あっ、そうそう。そこに、魔法のベッドあるみたいだから、休んでいったら?

ダンガ:

 ったく、真面目なシーンぶち壊しじゃねぇかよ。

セリウス:

 こ これが、君達が言う、シャドなんだね。

クレアー:

 ある意味でニーズには会っていますけどね。

 

 

* 新緑の森 最奥部にて

ダンガ:

おぉ、魔法主様のおでましか。

木の魔法主 リーフ:

 ようこそ、我が森へいらっしゃいました。私がリーフでございます。

エクール:

 よかったぁ。とても温厚そうだわ。

ネロ:

 あの、僕、魔法を使えるようになるために、ここまで旅を続けてきました。

 しかし、他の魔法種様にも会う事ができましたが、僕には、それらの力を使う能力が備わっていないと言われました。

 そして、お告げを聞き、ここまできました。僕、魔法を使えるようになりたいんです。

木の魔法主 リーフ:

 ネロ。長い旅を、お疲れ様でした。

 しかし、あなたは宿命を背負っているようです。そして、間もなく、それを知る事になるでしょう。

ダンガ:

 宿命?なんじゃそりゃ?

木の魔法主 リーフ:

 では、まいります。あなたが望むものを与えるため、これを授けましょう。

エクール:

 ついに、ネロは、魔法を…

 木の魔法主 リーフの力を得た!

 

ネロ:

 よし。

 そ そんな…

エクール:

 ネロ?どうしたの?

木の魔法主 リーフ:

 彼は今、自分の力を呼び覚まそうとしています。

フィー:

 ネロの、力…


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