※ このコンテンツは、極度のネタバレを含んでいます。なので閲覧をされる方は、ストーリーを一度は味わって下さい。
* ミルタウン・大地の祠間にて
???:
待って!
ネロ:
?
エ エクール?
エクール:
うん。
ネロ:
いったい、こんな所に何を…
エクール:
ごめんなさい…
ネロ:
ごめんなさい?いきなりどうしたんだい?
ど どうしたんだい?長剣なんか抜いて…
エクール:
聞かないで、ネロ。
ネロ:
うわっ!
ちょ ちょっと!何だよ?危ないなぁ。
エクール:
ごめん、ネロ。
実は私、学園から派遣されたの。
あなたを倒すために…
ネロ:
ぼ 僕を?倒す…
エクール:
そう。だから、ごめんなさい…
ネロ:
ちょ ちょっと待ってよ!いったい、どうして僕を…
エクール:
聞かないで。お願いだから、そこでおとなしくしてて…
* エクールとの戦闘を終えて
ネロ:
うわぁ!
エクール:
ダメ… やっぱり私にはできない…
一緒だった友達を消す事は、できないよ…
ネロ:
エクール…
エクール:
実はあの後、ネロが生きているって言う噂が広がっていったの…
で、それが上官の耳に届いた次の日から、大変だったわ。あなたを倒す事で名誉表彰されるとか言い出して、学園中が大騒ぎよ。
ネロ:
そんなバカな…
エクール:
今、この大陸のあちこちに、あなたを狙っている人がいるわ。
ネロ:
そして、エクールも僕を…
エクール:
いや、私は違うわ。友達を殺す事は嫌だったし、今も結局あなたを殺す事はできなかった…
私はただ、見ず知らずの人にあなたが消されるのを聞きたくなかっただけなの。だから、自らの手でやろうと思った…
ネロ:
そうだったんだ…
それにしても、いったいなぜ、僕が狙われているんだろうか…
魔法とは縁もないみたいな扱いをされて来たし、脱走したからという理由だけではない気がする…
エクール:
ねぇ、ネロ。お願いがあるの。聞いてくれる?
私も、あなたと一緒に動こうと思うの。いいかな?
ネロ:
僕と、エクールが…
エクール:
さっき、いろいろ言ったけど、結局は私もあなたを手にかけようとした罪人。だから、あなたを少しでも助けて、罪を償えるなら、そうしたいと思った。
それから、今さら学園に戻っても仕方ないわ。だって、あなたを見つけておいて、この有様… 下手すれば、自分も追われる身になる。
ネロ:
エクール、ありがとう…
僕、正直言って、一人では物凄く不安だった…
ミルタウンで過ごした時に、そう強く思ったんだ。
だから、その願いを断ったりはしない。むしろ、そうして欲しい。だから、僕からもお願いするよ。
エクール:
ネロ、ありがとう。
エクールが仲間に加わった!
ネロ:
よし。一緒に、大地の祠へ行こう。
エクール:
オッケー。