* 第4章 大地の魔法主

 ※ このコンテンツは、極度のネタバレを含んでいます。なので閲覧をされる方は、ストーリーを一度は味わって下さい。


* 大地の祠のイベントを無視してファンムーへ行こうとして

エクール:

 ねぇ、ネロ。

 ココって、大地の祠と違うと思わない?

ネロ:

 そういえば、アレから祠が遠ざかったように感じるなぁ。

エクール:

 ってもしかしてネロ、てきとうに歩いてたの?

ネロ:

 い いや、違うよ。

エクール:

 ともかくさ、祠の方まで戻ろうよ。明らかにおかしいし。

 

* 大地の祠に初めて入って

ネロ:

 ここが、大地の祠か…

エクール:

 えぇっと、ここには大地の主、アースがいるんだったよね。

ネロ:

 そういえば、エクールは土と水の魔法が使えるんだったね。

エクール:

 うん。つまり、アースに会って、魔法の力を獲得すれば、私はもっと上位の魔法が使えるのね。

ネロ:

 そっかぁ。もしかしたら僕も魔法が使えるようになれるかも…

エクール:

 そうねぇ。確率は8分の1だから、当たればラッキーよね。

ネロ:

 それにしても、祠ってイメージじゃないように感じるのは僕だけだろうか…

エクール:

 確かに、あまり小さくもなさそうね。それに、モンスターがいるっていう地点で、単なるやしろってわけでもなさそうよ。注意しなくっちゃ。

 

* クリスタルオーブを壊さずに進もうとして

 中に浮いている物を無視して先に進んでみる事にした…

 

* オーブを見て

ネロ:

 あの物体、いったい何だろう…

エクール:

 えっと、確かアレは、クリスタルオーブって言う結晶石じゃないかなぁ?

ネロ:

 あぁ、アレか。何かを守るために作られたと言われていて、外からのものを近づけないようにしてしまうんだったっけ。

エクール:

 そう。でも、それだとまずいから、ある属性の魔法だけには反応して砕けるようにしてあったんだよね。

ネロ:

 よし、じゃぁエクール。アレを何とかできるか、やってみてくれる?僕にはどうする事もできないと思うんだ。

エクール:

 もちろんよ。アレ茶色いから、アレ使えばいけるかなぁ?

 

 

* 大地の祠 最奥部にて

ネロ:

 ここが、祠の一番奥か…

エクール:

 これって、外見以上に広いんじゃないかなぁ?明らかにこんな空間は外からじゃわからないわ。

ネロ:

 もしかして、異次元空間みたいなものが本当に存在していて、ここはその中だったりするのかなぁ?

エクール:

 その説、普段なら信じないけど、今回は信じてあげる。

 だって、他に説明ができないよ。それに、ここは魔法主のいる場所。ちょっとくらいの不思議は認めないといけないかもね。

 

ネロ:

 何だ!

エクール:

 な 何、コイツ!

ネロ:

 巨人?

エクール:

 あなた、誰なの?

ネロ:

 モ モンスター!

エクール:

 な なんでそんなのがいるのよ!

ネロ:

 あのぉ、僕らは、ここにいる、魔法主様に、会いに来たのですが。あなたは、何者ですかぁ!

エクール:

 ひえぇ~!このままじゃ、私たちぺちゃんこになっちゃう!

ネロ:

 この巨人、もしかして。僕らに戦いを求めているのだろうか…

エクール:

 さぁね。でもともかく、明らかに私たち、この巨人に襲われているようよ。何とかして追い払わないと。

 

* 岩石の巨人を倒して

ネロ:

 ふぅ…

エクール:

 まいったわ。あんな化け物がいたなんて…

???:

 見事であった…

ネロ:

 今のは?

???:

 我が名はアース…

あのモンスターは我が呼び出したものだ。

エクール:

 えっ?ちょ ちょっと待ってよ。本当にあなたがアースなの?

ネロ:

 魔法主は基本的に温厚だと聞いていました。でも、なぜあんなモンスターを…

大地の魔法主 アース:

 お前達の持つ力を試したかったのだ。魔法を使うに相応しい、力があるかを知るためにな。

ネロ:

 そうだったんですか?

大地の魔法主 アース:

 おそらくこれからも、他の魔法主に会いに行けば、何かしら試される事は多いだろう。以後、気をつけるといい。

エクール:

 あららぁ、私たちがこの先どうするかっての、微妙に知っていたりするわけねぇ。

大地の魔法主 アース:

 お前達がここに来た時、なぜここに来たのか、そして今後どうするべきかまで把握できた。

 お前達に、この指輪をたくそう。土法を使うのに最善の役目を果たすであろう。

 

 アースの指輪を手に入れた。

ネロ:

 これで、僕も、魔法が…

大地の魔法主 アース:

 残念だがネロ、お前は無理のようだ。

ネロ:

 えぇ、そんなぁ~。

エクール:

 アース様。指輪だけでは魔法は使えないんですか?

大地の魔法主 アース:

 ネロよ。お前には、我の法術を使うだけの十分な魔法力がない。他の魔法主に会うより仕方ない。

ネロ:

 う~ん、そうなんですか。

大地の魔法主 アース:

 尤も、魔法の力を借りる事はできる。プロテクションをかけてもらう事によってな。

エクール:

 なるほど。それだったら、少しは魔法と共にいるって感じがするかもしれないわね。

ネロ:

 よし。僕、他の魔法主にも話を聞いてみます。

大地の魔法主 アース:

 そうしなさい。

 

  アースは姿を消した…

 

ネロ:

 結局、アースの力を得る事はできなかったなぁ。

エクール:

 なに凹んでるのよ。まだ1つでしょ。魔法が得られるまで全部回るくらいやらなくっちゃ。

ネロ:

 エクール… ありがとう。

エクール:

 何よ今さら。まだ始まったばかり。今からありがとうじゃ早過ぎるわよ。

ネロ:

 ところで、次はどこへ行こうか…

エクール:

 えっと。次に近い所は、光の魔法主がいるっていう道だったっけ。

ネロ:

 あぁ、確か、ミルタウンと祠との間にあった分かれ道から行ける隣町 ファンムーの町の近くにあったんだよね。

エクール:

 あら、ネロ。ずいぶん詳しいじゃない。この前の世界地理、それはもう余裕だったんじゃないの?

ネロ:

 そうでもなかったよ。実は追試でさ、必死で勉強したんだよ。

エクール:

 ほ 褒めて損した。

ネロ:

 そ そういう言い方はないだろう。

エクール:

 まぁいいわ。ともかく、ファンムーへ行きましょう。外も夕方、暗くなる前にさ。

ネロ:

 そうだね。


  第5章 長老の言葉
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