※ このコンテンツは、極度のネタバレを含んでいます。なので閲覧をされる方は、ストーリーを一度は味わって下さい。
* 光輝の道の最奥部にて
ネロ:
ん?
エクール:
どうしたの、ネロ?
ネロ:
なんだか、変な感じがする。
エクール:
えぇっと…
ネロ:
な なんだ!
ここまで来るとは、なかなか賢いね。
エクール:
今の声、何?
ネロ:
子供?
???:
僕の名はホーリ。君達、僕を探してここまで来たんだろ?
エクール:
あ あなたがホーリ?
光の魔法主 ホーリ:
世界にはいろいろな魔法主がいて、姿もみんな違う。僕はたまたま、こんな姿だったんだよね。
ネロ:
あ、その、ちょっとびっくりしちゃって。
光の魔法主 ホーリ:
まぁいいよ。多くの旅人は、僕を魔法主だなんて思っていない。それに、僕は魔法主の中でも若いんだ。
ネロ:
魔法主にも、いろいろな形をしたものがいるっていうのは、授業で習った事があります。でも、実際に会った事はないし、大まかな部分だったし。
エクール:
ネロ、同様している場合じゃないでしょう?
ネロ:
あ、そうだった。つい…
光の魔法主 ホーリ:
アースさんの所へ行ったんでしょう?その指輪が何よりの証拠だよ。
ネロ:
あ、はい。そうなんです。僕ら、魔法を使えるようになりたくて、魔法主様に会う事にしたんです。
光の魔法主 ホーリ:
そうなんだね。それじゃ、僕の話も聞いてくれるかい?
エクール:
話?
光の魔法主 ホーリ:
そうさ。大丈夫だよ。別に君達にひどい事はしないし、光の力は託すよ。
ただちょっと、お願いしたい事があるんだよね。
ネロ:
魔法主様のお願い?
光の魔法主 ホーリ:
君達、この近くに村があるんだけど、そこへは行ったかい?
エクール:
あの村で何かあったんですか?
光の魔法主 ホーリ:
そこの長老が言っている事を、僕に教えて欲しいんだ。
ネロ:
長老ですか?
光の魔法主 ホーリ:
そう。教えてくれたら、光の力を与えるよ。
エクール:
えぇ~、今ここまで来たんだから、今渡してくれたっていいじゃないの。
光の魔法主 ホーリ:
じゃぁ、何を言っていたか、予想するんだね。
わしらにとって、魔法は
平和の象徴じゃ。
この大陸には
安らぎを齎す光の魔法主
そして、我々を育てる、大地の魔法主がいらっしゃる。
彼らがおらんかったら
わしらはこうして、
生きていられなかったし、
若者達も争う元気すらないに決まっておる。
他にも魔法主はいらっしゃる。
闇・風・月・水・炎・木。
どれもなくてはならないもの
だから、魔法に感謝し、
共に生きていきたいと
常々願っておるよ。
* 全て正解していて
光の魔法主 ホーリ:
そうか。あの方は、今でも変わらずにそう願っていたんだ。
あの長老、40年ほど前に会った事があるんだよ。魔法を愛し、傷を癒す力を、僕からわけて欲しいと願ってね。
そして、それっ切り、あの村の人々から、邪心が薄れていったそうだよ。
エクール:
へぇ~。あの長老さん、話が長い人だったけど、意外に凄い人なのねぇ。
ネロ:
覚えるの、物凄く大変だったよ。
光の魔法主 ホーリ:
うん、うん。君達ならきっと、凄い力を得る人になれるよ。
さぁ、この指輪と、僕の力を与えよう。
光の魔法主 ホーリの力を得た!
ネロ:
よし、今度こそ…
で 出ない…
光の魔法主 ホーリ:
う~ん、ネロは、光の力ではないようだね。残念だけど、僕にはどうする事もできないよ。
ネロ:
う~ん、土でも、光でもないのかぁ。
エクール:
まだ6つあるわよ、ネロ。しょげちゃダメ。
光の魔法主 ホーリ:
あ、おっと。もうすぐ日の出だね。この道は、太陽の光が照ると人間には見えなくなるんだ。
それじゃ、さよなら。ネロ、エクール。君達の今後の旅、見守っているからね。
ホーリは姿を消した…
ネロ:
とりあえず、二人目の魔法主に会えたね。
エクール:
そうね。この大陸には、土と光しかないから、船に乗らないといけないわよ。
ネロ:
ファンムー港だね。さっそく、行こう。
エクール:
それよりも私、もんのすごく眠いよぉ~。だって、夜通し歩いちゃったじゃないの。もう疲れた。
ネロ:
そうだね。じゃ、早くここから出よう。
* 選択が間違っている場合
光の魔法主 ホーリ:
ぜんぜん会ってないよ。少なくとも、そんな風には言ってないと思う。
悪いんだけど、もう一度村まで行って、聞いてきてもらえるかい?