※ このコンテンツは、極度のネタバレを含んでいます。なので閲覧をされる方は、ストーリーを一度は味わって下さい。
* スウィットの民家外にて
町人 J:
おや?君達、はぐれたのかい?
ネロ:
はぐれた?何がですか?
町人 J:
えっ、この前、たくさんの君達くらいの学生が、西の方に歩いて行ってたけど?
エクール:
あ、それ多分、私達と関係ないですよ。
町人 J:
ふ~ん、そうか。まぁいいんだけど。
噂によると、風の古代遺跡にいる魔法主と会ってみようとかいうのが目的らしいよ。
ネロ:
へぇ~、そんな実習、聞いた事もないなぁ。
エクール:
もしかして、今年が初めてなのかなぁ?
町人 J:
教官も一緒だったけど、あの遺跡が遺跡だからなぁ。学生のレベルで大丈夫なのか、僕は少なくとも不安だよ。
ネロ:
エクール。僕らも行ってみようよ。
エクール:
そりゃ当たり前よ。少なくとも、風の魔法主がいるんでしょ?会わなくっちゃ。
* スウィットの宿にて
ネロ:
もう、一週間以上経つのか…
エクール:
ん、ネロ?眠れないの?
ネロ:
いや、別にそういうのじゃないよ。学園を出てから、もう1週間以上になるんだなぁってさ。
エクール:
あぁ、そう言われると、そうだった。すっかり忘れてた。
ネロ:
みんな、今頃どうしてるんだろうか…
エクール:
一部の教官とかは、必死でネロを追いかけていると思うわ。
ネロ:
名誉表彰…
エクール:
うん。だからきっと、友達とかは心配してると思う…
私が学園を出る時も、ネロに会えたら、最後に今まで楽しかったと伝えといてって言ってたよ。
ネロ:
さ 最後!
エクール:
そう。だってあの時は、私はあなたを倒すと言う名目で、学園から出て来たのよ。そう言われてもおかしくないよ。
ちなみに、中には私に、お前なんかにアイツが倒せるわけないって言ってた人がいたっけなぁ。
まぁ、本当にそうなったけどね…
ネロ:
みんな… ごめんね。
僕、絶対に魔法を使えるようになるよ。そして、あそこに戻るんだ。
エクール:
当たり前よ。だからこそここまで来たんじゃない。
もし、そんな目的忘れたなんて言ったら、どうなるかわかってるよね?
ネロ:
…
エクール:
そうそう。次って、ナムアシティだったよね。
ネロ:
うん。橋があるけど、距離事態はそれほど長くないと思うよ。
エクール:
えっ!橋あるの?聞いてないわよぉ~。
ネロ:
大丈夫だよ。つり橋だけど、そんなに長くないし、下さえ見なければさ。
エクール:
ネロ。私が高い所苦手って、わかってるでしょう?つり橋の下は何よ。
ネロ:
う~ん、それは僕も言ってみないとわからないよ。
エクール:
はぁ~。ともかく、もう寝よう… おやすみ♪