※ このコンテンツは、極度のネタバレを含んでいます。なので閲覧をされる方は、ストーリーを一度は味わって下さい。
* ブリムス島入り口にて
フィー:
この島、無人島だったよね。
ネロ:
確か、そうだったはずだよ。孤島だし。
フィー:
つまり、ここでは自給自足しないといけないんだね。
ネロ:
それにしても、どうやって帰ったらいいんだろう?
フィー:
それ、言わないつもりだったんだけど。
ネロ:
ごめん…
フィー:
とりあえず、闇の魔法主に会ってみようよ。幽霊に命令してまで私達をここへ導いてくれたのだから、何かそれ相応の理由はあるはずだよ。
ネロ:
確かにそうだね。それにどの道、生きるためにはここにじっとしてちゃいけないんだ。
旅人 D:
ふ~ん、魔法主に会うために、あっちこっち旅してるんだ。楽しそうねぇ。
エクール:
それが、そうでもないわよ。塔でネロとはぐれちゃって、やっと元に戻ったと思ったらこの有様よ。もう、簡便して。
旅人 D:
あら?幽霊船、そんなに嫌だった?私は面白くってたまらなかったわよ。
エクール:
あ あなたはそれでいいけどさ、私達はたまったもんじゃないわよ。スウィットに行くつもりが、こんな孤島よ。あなたも、どうやったら帰れるのか、考えてよ。
旅人 D:
う~ん、帰り道でしょ?大丈夫よ。すぐに見つかるから。
エクール:
はぁ~、そりゃないわよ。あなた、本当にお気楽ねぇ。
旅人 D:
あら、ありがとう。私、こういう孤島も大好きなのよ。いったいどんなものがあるのか、楽しみで楽しみで、本当に旅してて良かったわぁ♪♪
ダンガ:
あんたら、エクールちゃんほっといていいのかよ?
ネロ:
う~ん、そんな事言われてもなぁ。どうしようもないよ。
フィー:
あの人、どうするつもりなんだろう?
ダンガ:
あの不思議女だろ?さすがのオカルトマニアでも、島に来たら無力だよなぁ。
エクール:
ねぇ、ネロぉ~。黙って見てないでさぁ、何とかしてよぉ~。
ダンガ:
アイツ、気に入られてるんだなぁ。
ネロ:
あの…
旅人 D」
ん?どうかした?
ネロ:
これからどうするつもりなんですか?
旅人 D:
あぁ、とりあえず、闇の島に来たんだし、歩き回ってみるつもりよ。
ここも、体を震えさせてくれるいろいろなものがあるから、けっこう楽しみなのよねぇ~♪
エクール:
そ その神経、どこでどうしたら養われるの?
ダンガ:
あんた、それはかまわんが、一人で何とかなると思ってるのか?ここは幽霊が味方してくれるかわからねぇし、ファンムーとは勝っても違うんだぜ。
旅人 D:
えっ、大丈夫じゃないの?だって私、闇の不愛称法術使えるから。
ネロ:
不愛称法術?
エクール:
あぁ、光と闇って事ね。本来は愛称が悪い組合せを持っている、ごくまれなケースよ。
ダンガ:
この辺は光の魔法が効果的なんだろうな。あんた、幽霊船でも一人でそれなりにやってたんだろう?
旅人 D:
それじゃ、私先に行くから。じゃぁね。
フィー:
じゃぁねって… 勝手に行っちゃうんだ。
エクール:
ねぇ、あの人、絶対に危ないわよ。そう思わない?
ネロ:
確かに、幽霊船の時といい、目も当てられないよなぁ。
旅人 D:
?
ダンガ:
なぁ、アンタ。俺達と一緒に行こうぜ。
旅人 D:
あなた達と一緒?
フィー:
人数は多い方が安全です。それに、魔法の通じないモンスターもいますから、一人ではやはり危険です。
旅人 D:
ありがとう。
でもね、私。一人で行くよ。迷惑かけたくないし、一人旅が好きなの。
ダンガ:
ちっ、どうにでもなっちまえ。
ネロ:
う~ん、無理に止めるのもなぁ。
* ブリムス島中部にて
ネロ:
あっ、あの人!
フィー:
アレ、かなりまずそうだよ。
エクール:
どうする?助ける?
旅人 D:
あぁ、君達来てくれたんだ。
エクール:
ちょ ちょっと!モンスターもこっち来てるわよぉ~!
ダンガ:
しょうがねぇなぁ。行くぜ!
* モンスターを撃退して
ネロ:
ふ ふぅ~。
旅人 D:
ごめんなさい。
フィー:
やっぱり一人は危険ですよ。一緒にいた方がいいよ。
旅人 D:
あぁ、大丈夫よ。君達が来るの、待ってたんだけど、増えちゃってさ。
ダンガ:
この期に及んでまだ言うか。
ネロ:
僕らが困ります。だから、後ろから付いて来て下さいよ。
旅人 D:
わ わかった。確かに、これ以上迷惑はかけたくないわ。
エクール:
それにしても、疲れたよぉ~。
フィー:
ここは、昼がないから、疲れは貯まるものだね。
旅人 D:
あぁ、そうだ。それじゃ、ここで一休みしましょうよ?
ネロ:
一休みって言っても、モンスターに襲われるから、一度には休めないよ。
旅人 D:
あぁ、それは大丈夫よ。さっき、とっておきの物見つけたから。
ダンガ:
とっておき?なんだそりゃ?
旅人 D:
うん。そこにね、魔法のベッドがあったの。
エクール:
やったぁ。それなら、ゆっくり休めるわ。
フィー:
よし。ゆっくりできたし、まだ奥もあるみたいだから、進もうよ。
ネロ:
アレ?あの人は?
ダンガ:
あぁ、アイツ!俺たちが寝てる間に、勝手に!
エクール:
い いったいどういう神経してんのよ!
ネロ:
もうほっとこうよ。負けず嫌いなんだろうし。
フィー:
あ、そこにいた。
旅人 D:
あ、もう起きてたんだ。
ダンガ:
おめぇなぁ!いいかげんにしろよ!
旅人 D:
ご ごめん…
エクール:
いったい何考えているんですか?ここは、無人島なんですよ!む。じ。ん。と。う。
旅人 D:
何か食べられそうな物ないかなぁって、探してたのよ。
そしたら、奥にクリスタルオーブがあったわよ。
ネロ:
入り口にもあったと思うんだけどなぁ。
ダンガ:
話逸らすな!
旅人 D:
それとね、奥にシャド様がいるみたいよ。待ってるって。
エクール:
えっ、それ本当!
ダンガ:
なるほど。それなら許してやるか。
ネロ:
じゃ、奥へ行こう。
* ブリムス島中部、クリスタルオーブの前にて
ダンガ:
おい、あそこに何か浮いてねぇか?
旅人 D:
アレよ、クリスタルオーブ。
ネロ:
確かにそうだね。遺跡にあったのと同じ色してるよ。
* オーブ壊して
第一の封印が解かれた!
* ブリムス島最奥部の洞窟にて
ネロ:
よし。さっそく奥へ行こう。
ここは、洞穴の中…
ダンガ:
なぁんだ。わりと狭いし、モンスターもいねぇなぁ。
ネロ:
あ、あそこに何か置いてあるよ。
エクール:
これ、シャドの指輪じゃない?
フィー:
そうみたいだね。
闇の魔法主 シャドの力を得た!
ダンガ:
珍しいものだなぁ。魔法主より先に、指輪がもらえるなんて。
旅人 D:
そんな事ないわ。今ここにいるんだから。
ネロ:
ここ?
フィー:
ま まさか…
旅人 D:
そう。私が、シャドよ。
エクール:
えぇ!そんな。
ネロ:
それ、本当なんですか?
闇の魔法主 シャド:
うん。私、あちこちを回るのが好きなの。
でも、魔法主として回ってたら、怪しいでしょ?だから、こうして普通の旅人になってたわけ。デビルスキッパーが気づかなかったくらいだから、うまく化けたものよ。
ダンガ:
だからアンタ、並み外れた神経してたんだなぁ。
闇の魔法主 シャド:
あなた達、ちょうどここに来て欲しかったのよ。だから、幽霊船に手伝ってもらったし、迷惑かけたの。
エクール:
う~ん。魔法主って、いろいろいるのねぇ。
で、どうやって私達、帰ったらいいの?
闇の魔法主 シャド:
えぇと、今のあなた達は、魔法の力だけで、ここから離れる事くらい簡単にできるわよ。
風の拡張魔法、フライウィングを使えば、一度行った町なら一気に飛んでいける。だから、ここからそれを使って脱出してね。
ダンガ:
ほぉ、そいつは、なかなかうまくできてるじゃねぇか。
ネロ:
ところで、僕は魔法、使えそうですか?
闇の魔法主 シャド:
う~ん、無理ね。
フィー:
シャド様。ネロは、いつになったら魔法が使えるかご存知でしょうか?
闇の魔法主 シャド:
えぇっと、ネロは、私達の力を得るたびに、少しずつ力が付いてきてるわ。
だから、残された魔法主達にもあってみて。あなた達なら、十分にできるはずよ。
ダンガ:
そういえば、アンタ。光の魔法使えるって、前に言ってたが、それって嘘じゃねぇのか?
闇の魔法主 シャド:
あら?それが本当だったところで、どう変わるっていうの?
フィー:
そういえば、魔法主様ともあろう方が、島でモンスターに襲われてたですよね?アレっていったい?
闇の魔法主 シャド:
アレね。あなた達を待ってたのよ。来てくれるかなぁってさ。
エクール:
な なんて人…
闇の魔法主 シャド:
さぁ。ここにいても仕方ないわ。夜ばかりも飽きたでしょ?早く帰りなさい。
ネロ:
ありがとうございました。それでは、さようなら。