※ このコンテンツは、極度のネタバレを含んでいます。なので閲覧をされる方は、ストーリーを一度は味わって下さい。
* ファンムーの民家Bにて
家の人:
そ それは!
君達、本当に雪原まで行って、オーブを持って来たんだ!
頼む。そのオーブ、研究のために使わせて欲しいんだ。深緑の森に行くために。
ありがとう。感謝するよ。きっと、うまく行くはずさ。
君達のおかげで、私の研究は叶ったよ。ありがとう。
きっとうまくいくはずだ。もし、君達が望むなら、深緑の森にだってひとっとびさ。
よし。じゃぁ、そこに立って。みんな一斉に転送するからね。
* 深緑の森入り口にて
ネロ:
ん んん…
ダンガ:
ここは…
チェリー:
どうやら、着いたらしいわね。
エクール:
深緑の… 森…
ネロ:
ついに、僕達はここまで来たんだね…
フィー:
ネロには木の力があるのだとすれば、ついに、魔法が使える日が来るんだね。
エクール:
そっか…
セリウス:
尤も、いきなり魔法主の目の前というわけでもないようだな…
ダンガ:
それよかここは、森のどの辺りなんだ?
クレアー:
近くに、崖がありました。どうやらここは、森の外側のようです。
チェリー:
ホントね。海がある…
フィー:
アレ?エクール、どうしたの?
エクール:
えっ、いや、その…
何でもないの。この森凄いなぁってさ。
フィー:
それならいいんだけど。近くに何かいるのを感じていたのかもと思ったから…
エクール:
そりゃ、いろんな生き物はいるようよ。モンスターかどうかは、会ってみないとわからない。
セリウス:
どうやら、そのモンスターがお出ましのようだ!
クレアー:
毒蛇!
フィー:
キングコブラだよ。他の獲物を毒殺し、消化してしまうかもしれない!
ダンガ:
ったく、相変わらず手厚いお出迎えだこった!
* キングコブラ撃退して
セリウス:
今までのモンスターとは、桁も違うようだな。
クレアー:
彼らにとって、未知の世界から踏み込んできた私達は、恐ろしいモンスターか、格好の獲物と思われるのでしょう。
ネロ:
今気づいたんですが、ココ、太陽がずっと出てますね。
フィー:
魔法学園で聞いた話では、深緑の森には夜がないそうだよ。
クレアー:
世界には、夜しかない場所もあるようですし、不思議ですね。
ダンガ:
あぁ、ブリムス島を思い出したぜ。あの不思議女、今頃何やってんだろうな。
フィー:
きっと、またあちこちをさ迷っているんじゃないかなぁ?
エクール:
少しだけ、なつかしいね。
チェリー:
えっ、なになに?どんな事してたの?
ネロ:
そういえば、チェリーやセリウスさん達は、あの時は一緒じゃなかったんだよね。
フィー:
シャドに会った時、彼女があまりにも非常識な事をしていたから、主にエクールが死にかけたんだ。
ダンガ:
ん?どうした、エクールちゃん?
エクール:
べ 別に、どうだっていいでしょう?ちょっと、思い出して腰が抜けただけよ。
セリウス:
エクールのその様子だと、そうとうひどい目に会ったようだな。
ネロ:
フレムの時よりはマシでしたけどね。
クレアー:
きっと、楽しい旅だったのでしょうね。そろそろ、行きましょう。
* 新緑の森半ばにて
チェリー:
あそこ、見て!
エクール:
デ デーモンよ!しかも2匹!
フィー:
エクール。そっちも凄いけど、ちょっとずれてるよ。
ネロ:
アレ、この辺にいるウォームじゃないかなぁ?
セリウス:
そのようだな。デーモンに襲われているようだ。
* リドルがいる場合
ネロ:
ん?どうしたんだい?リドル?
ダンガ:
きっと、あのデーモンに復讐心でも燃やしてるんじゃねぇか?
チェリー:
そうみたいね。じゃぁ、行こう。
* リドルがいない場合
チェリー:
ねぇ、助けてあげようよ。あのままじゃ、あの子、死んじゃうわ。
ダンガ:
苦労して助けた瞬間に、剣向けてきたらどうするんだい?
エクール:
それ、最悪じゃん。デーモンでヘトヘトになった所に不意打ち?
ネロ:
でも、助けようよ。アレじゃ、見てて耐えられないよ。
クレアー:
もし、万一の事があっても、7人いますから大丈夫。それに、アレがモンスターなら、あんな事にはなりえません。
ダンガ:
わかってねぇなぁ、クレアーさん。デーモンってのは、種族の特性上、あぁやって行動してるんだぜ。
フィー:
その前に、こっちに来てるよ、デーモン…
エクール:
えっえ!そんなのないよ~!
* レッドデーモン撃退して
セリウス:
みんな、大丈夫か。
チェリー:
あたし、何とか…
ダンガ:
この森、デーモンが住んでるようには思えねぇんだが、どうなんだ?チェリーちゃん。
チェリー:
あたしが知るわけないじゃない。デーモンだらけじゃないんだから、違うんじゃないの?
フィー:
あっ、そこ…
エクール:
ねぇ、君。大丈夫なの?
チェリー:
気絶してる。
ネロ:
あのデーモンの攻撃だもんなぁ。並みの痛いどころじゃないと思うよ。
セリウス:
ヒールリング!
ウォーム:
!
チェリー:
警戒しないでいいよ。もうあのデーモンはいないから。
ネロ:
あっ…
セリウス:
恐れていたのだろうか…
クレアー:
人数が多過ぎたかもしれませんね。
ダンガ:
まっ、良かったんじゃねぇか?少なくともアイツ、延命にはなっただろうよ。
エクール:
でも… 何か反応して欲しかったね…
チェリー:
う~ん、まだ少し錯乱してたかもね。あんなデーモンの次は、武器を持った私達に囲まれているんだから。
エクール:
あ、なるほど。そりゃ、私が同じ立場だったら、ずいぶん酷い悪夢ねぇ。
クレアー:
それにしても、だいぶ疲れましたね。
セリウス:
普通なら、もうすぐ夕方になるな。
ネロ:
どこかで一休みしたいね。
エクール:
あ、あそこに何かあるよ。
???:
あっ、久しぶり。元気してた?
ネロ:
わ わ わぁ!な なんでぇ~!
闇の魔法主 シャド:
ちょっと知りたい事があってね、この辺うろうろしてたの。
セリウス:
ネロ、この人、いったい?
フィー:
この人こそ、例のシャドだよ。
チェリー:
あら?どうりで、凄い闇の力を帯びているなぁって感じたわけね。
エクール:
でもまぁ、あの時よりマシね。正体わかってるし。
ダンガ:
で、アンタ。こんな所で知りたい事って、いったい何なんだい?
闇の魔法主 シャド:
最近ね、魔族の力を持つ者が、封印から解かれちゃったかもしれないって、ホーリ君から聞いたの。
クレアー:
魔族ですって?
エクール:
えぇっと、魔族ってのは…
セリウス:
魔法戦争の引き金となった連中だな。世界各地を制圧するために、自分達に不都合な物を破壊し尽くした。
ネロ:
確か… 生命の力を持つ者が次々と消されていって、全滅しちゃったから、魔法主様達が封印したんじゃなかったっけ?
闇の魔法主 シャド:
もうずいぶん前の話になるわね。
フィー:
それで、そういう疑惑があるから、調べているんですね。
闇の魔法主 シャド:
そう。実は、封印する時、どうしても来れないものがいたの。というより、来る事が不可能だったの。で、力は不十分だけど、その時は時間もなかったんで、封印したの。
クレアー:
つまり、封印は僅かながら不十分で、それがついに破られたという事でしょうか?
闇の魔法主 シャド:
それを確認するために、一番動ける私があちこちを調べてるの。でも、あとはここしか思い当たる所がないの。
チェリー:
シャド様。私達は、どうしたらいいですか?
闇の魔法主 シャド:
う~ん。その様子だと、まだリーフにも会っていないみたいね。奥にいるから、会ってみて。
ネロ:
あっ、待って下さい!
フィー:
今までのシャドとは、かなり様子が違ったね。
ダンガ:
ほぉ。魔族復活か。そいつは一大事だな。
チェリー:
ともかく、まずはリーフに会ってみましょう。シャド様も、そうお告げくれたんだし。
エクール:
そうね。先を急ぎましょう。
闇の魔法主 シャド:
あっ、そうそう。そこに、魔法のベッドあるみたいだから、休んでいったら?
ダンガ:
ったく、真面目なシーンぶち壊しじゃねぇかよ。
セリウス:
こ これが、君達が言う、シャドなんだね。
クレアー:
ある意味でニーズには会っていますけどね。
* 新緑の森 最奥部にて
ダンガ:
おぉ、魔法主様のおでましか。
木の魔法主 リーフ:
ようこそ、我が森へいらっしゃいました。私がリーフでございます。
エクール:
よかったぁ。とても温厚そうだわ。
ネロ:
あの、僕、魔法を使えるようになるために、ここまで旅を続けてきました。
しかし、他の魔法種様にも会う事ができましたが、僕には、それらの力を使う能力が備わっていないと言われました。
そして、お告げを聞き、ここまできました。僕、魔法を使えるようになりたいんです。
木の魔法主 リーフ:
ネロ。長い旅を、お疲れ様でした。
しかし、あなたは宿命を背負っているようです。そして、間もなく、それを知る事になるでしょう。
ダンガ:
宿命?なんじゃそりゃ?
木の魔法主 リーフ:
では、まいります。あなたが望むものを与えるため、これを授けましょう。
エクール:
ついに、ネロは、魔法を…
木の魔法主 リーフの力を得た!
ネロ:
よし。
そ そんな…
エクール:
ネロ?どうしたの?
木の魔法主 リーフ:
彼は今、自分の力を呼び覚まそうとしています。
フィー:
ネロの、力…