* 第22章 砦

 ※ このコンテンツは、極度のネタバレを含んでいます。なので閲覧をされる方は、ストーリーを一度は味わって下さい。


* 最後の砦 入り口にて

ネロ:

 ここが…

エクール:

 最後の砦…

セリウス:

 あの魔族の者達が作ったのだろうか?はたまた、昔から存在していたのだろうか…

フィー:

 この奥に、上官が待っているんだろうか…

エクール:

 フィー。もう、あんなのは上官でも何でもないわよ。奥にはきっと、魔族のリーダー格がいるのよ。

 

???:

 久しぶりだね。

ネロ:

 あっ、ホーリ様だ。

光の魔法主 ホーリ:

 シャドから話は聞いたよ、ネロ君。君が、生命の力を持つ、世界で唯一の子になったんだね。

 今、世界は少しずつだけど、確実に大変な事になろうとしている。

ダンガ:

 わかってるさ。あの魔族のやつらによって、この世は支配されるんだろう。

光の魔法主 ホーリ:

 魔族の者達は、魔法の力を弱めようとしているんだ。このままでは、我々は消滅し、君達も魔法が使えなくなるだろう。

エクール:

 えっ、それ、どういう事よ!

クレアー:

 そのような事をしたら、魔族の者達も魔法が使えなくなるはずでは…

光の魔法主 ホーリ:

 そのために、彼らはこの砦を作った。自分達は結界で防ぎ、他の者が魔法を封じられてから、自分達だけが魔法を使うのさ。

チェリー:

 そ そんな事したら、あ あたしたち…

ダンガ:

 チェリーちゃん、落ち着け。今から、それを防ぎに行くんだぜ。

光の魔法主 ホーリ:

 その扉を開けられるのは、鍵を持っているネロ君達だね。

ネロ:

 はい。

光の魔法主 ホーリ:

 それじゃぁ、無事を祈るから…

 

フィー:

 自らの死を投影し、僅かに恐れているようにも見えたね…

クレアー:

 それでは、行きましょう。その扉を開けて。

 

 

* 入り口の扉を開けようとして

セリウス:

 さて。この扉を開けて、次にここに戻る時には、全てが終わる時なんだろうな。

エクール:

 そうね。もう後戻りなんかできないわ。

 

* 準備OK! と答える

チェリー:

 じゃぁ、鍵を入れて。

 

ネロ:

 うわぁ!モンスターがいっぱい!

ダンガ:

 ずいぶんなお出迎えだこった。行くぜ!

 

 

* 最後の砦1階 扉を開けようとして

ネロ:

 こ この扉、固くて開かない…

ダンガ:

 仕方ねぇ。体当たりで開けるぞ!

 

 扉は破られた…

ダンガ:

 いってててて。

セリウス:

 ダンガさん、大丈夫か?

ダンガ:

 大丈夫。ちょっと勢い付け過ぎただけさ。

チェリー:

 ア アレは!

 

* 最後の砦2階 扉を壊して

 扉は破られた!

フィー:

 ここにはオーブはなかったみたいだね。

ネロ:

 さぁ、3階だ!

 

 

* 最後の砦3階半ばにて

ネロ:

 な なんだ!

ダンガ:

 すっげぇ美人だ!

???:

 ようこそ、この砦へ。

 私はウィンプ。あなた達の生気、いただきたいと思ってるの。いいわね?

エクール:

 じょ 冗談じゃないわよ。何でいきなりそうなるのよ!

 

* ウィンプ撃退して

ウィンプ:

 どうやら、私がいただくには、力が及ばなかったようね。

チェリー:

 当たり前よ。消えたくなかったら、そこ通してよ。

ウィンプ:

 あら?人間だけと思ってたら… ふ~ん。

セリウス:

 チェリー、気をつけろ!その様子だと、来るぞ!

ネロ:

 ラ ライフスティール!

フィー:

 最後の最後まで吸い尽くすつもりだったんだね。

チェリー:

 そういえば、ダンガさん… 洗脳から解けないけど、大丈夫なの?

ダンガ:

 う うるせぇ!俺はいっつも魅了されてるみたいな言い方するなよ!

クレアー:

 ダンガさん、実際に魅了されてましたよ。大事には至らなかったので良かったですが。

ネロ:

 まだ奥があるね。先を急ごう。

 

 

* 最後の砦3階 扉壊して

 扉は破られた!

セリウス:

 もうすぐ、4階への階段があるな。

クレアー:

 ここには、特に何もいないようですね。

エクール:

 さっき、思いっきり危ないのが出たじゃない。

ネロ:

 本当はここで待つつもりだったんだけど、空腹で待ち切れなくなったのかなぁ?

チェリー:

 そういえば、ココ、どのくらい続いてるのかなぁ?

フィー:

 入り口から見て、もうそろそろ最上階に着くかもしれないと思っていたけど、そうでもないかもしれない。

ダンガ:

 まぁいいさ。もうそろそろ作者のネタが尽きて、5階くらいでやめ

ネロ:

 …

 

* スウィットでの最終サブイベントを成功させている場合

エクール:

 い 今、変な声しなかった?

チェリー:

 わかんない。でも、何か近くにいるよ。

ネロ:

 コ コイツ!誘霊!

ダンガ:

 チッ、妖精の次は、亡霊のお出ましか。

クレアー:

 この誘霊、何か様子がおかしいようです?

誘霊:

 ・・・見つけた。我が身を、滅ぼした子だ…

ネロ:

 確かに様子がおかしい。いったい?

誘霊:

 お前達。我を忘れたか。ならば、思い出すがいい!

チェリー:

 忘れた?

ネロ:

 ま まさかこの誘霊、スウィットの…

エクール:

 そ そ そんな!な なんで、そんなのがこ ここにいるのよ!

誘霊:

 我は目覚めた。滅ぼした者を恨み、その願いを叶えるために。

エクール:

 キャーッ!

ネロ:

 僕らにあの時の恨みを晴らすために、復活したという事か。

セリウス:

 エクール。大丈夫か?

エクール:

 私は大丈夫。ともかく、みんなを…

 

チェリー:

 あ あんな霊がいたなんて、おっそろしかったよ。

ネロ:

 エクール、大丈夫?

エクール:

 な 何とか… でも、怖い…

フィー:

 大丈夫だよ、エクール。あの霊は消えたから。

ダンガ:

 亡霊ってやつらは、恨みだけで、あれほどまでに強くなれるものなのか…

セリウス:

 もしかしたら、例の魔族の者が手をかけたのかもしれない。

チェリー:

 えぇっと、それは無理があると思うよ。いくら魔族とはいえ、亡霊を操る力はないよ。

フィー:

 別に操る必要はないよ。この世界に復活さえすれば、あとは自らの力で私達を探す事ができると思う。

チェリー:

 あっ、そっか。

ネロ:

 ともかく、疲れたね。

クレアー:

 先ほどのベッドで休めるかもしれませんね。少し疲れを取ってから、先に進みましょう。

エクール:

 よぉし。上官には、私達が、きぃっついお仕置きよっ。

フィー:

 そのフレーズ、少し古いよ。

エクール:

 フィ フィー!そんな突っ込みしちゃ、気分が台無しじゃないのよ。わかってないわねぇ。

フィー:

 ごめん。面白くなかったんで、つい…

ネロ:

 (フィー、ストレートだなぁ。)


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