これは、「BreedMemorial」のアシスタントであるプリルが、経験したことをまとめたノートだそうです。「きっと育成の役に立つから!」と置いて行きました。
◆疲労とストレス
- モンスターの疲労やストレスに注意を払うほど、モンスターは長く生きることができた
- 疲労とストレスとでは、ストレスの方が大きな影響がある
※ストレスについては、ブリーダーへ念入りに教えてあげる必要がありそうだ。
◆トレーニング
- 力や体力など、運動を伴うトレーニングでは、疲労が多く貯まりやすい
- 賢さや集中力など、頭を使うトレーニングではストレスが多く貯まりやすい
- トレーニングでの疲労やストレスの蓄積は、概ね、取り組むトレーニングの強度に比例する
- 公園での練習による疲労、ストレスの蓄積は、「応用トレーニング」に属するトレーニングと同程度。
- 大会に出ると、モンスターの疲労は大きく貯まるが、ストレスは大きく減少する
※育てたい能力や時期によっては、疲労やストレスのたまり方にばらつきが生じると思われる。ブリーダーならきっとわかってくれると信じよう。
◆食事
- 空腹を放置したモンスターは本当に餓死してしまうらしい。
- 空腹状態のモンスターは、疲労やストレスを感じやすくなると共に、回復もしにくくなる。
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空腹の回復には、穀物やお肉が効果的
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食事の傾向として、お肉やお魚は、疲労が回復しやすい
- 食事の傾向として、野菜や果物は、ストレスが回復しやすい
- 嫌いな食べ物を与えると、ストレスの回復量が減ったり、逆にストレスを貯めこんだりする
- 能力が上昇する食事は、モンスターを強くするのに役立つが、食事としての効能は弱め
※アシスタントとしては、モンスターが健康でいられることを最優先に、与える食事を提案することが好ましいと思う。
◆休息と遊び
- 休息を与えると、疲労が多く回復する。ストレスも少し回復する。
- モンスターと遊ぶと、ストレスが多く回復する。疲労もけっこう回復する。
- モンスターと遊ぶと、リボンを拾ってくることがある。悪い物ではないのだけれど、リボンはどこから出てくるのだろう?いつの間にかモンスターにくっついている。
- お散歩では、疲労やストレスが回復しているようには感じない。でも、喜んでいるし、少し懐いてくれる気はする。
※総じて、特別な理由が無ければ、休息より遊びの方が効果が大きい。また、お散歩は良いことだと思う。
◆懐き度
- 適度な優しさと厳しさが必要
- 懐き度が足りないと、ある時期からトレーニングの成果が出にくくなる
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ある一定の段階までは、溺愛、またはスパルタ教育を施しても、懐き度の上昇が見られる。が、それ以上の上昇を見込むには、溺愛、またはスパルタからの脱出が必要と思われる。
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溺愛状態のモンスターは、トレーニング等で疲労を感じやすくなる。
- スパルタ状態のモンスターは、トレーニング等でストレスを感じやすくなる。
※大切なモンスターなのだから、懐いてくれた方が良いに決まっている。私だって怖い目を向けられるのはつらい。
◆体系
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見た目が太っているようなモンスターでも、バランスが大事
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お肉を与えたり、何もしない休息を与えたりすると、太りやすい
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激しい運動をさせると痩せやすい。食事が野菜だと、さらに痩せやすい
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太っていると、疲労が貯まりやすくなる
- 痩せていると、ストレスが貯まりやすくなる
※太ったモンスターのダイエットは難しい。空腹にしないが、ダイエットも必要だから。
◆伸びやすい能力と伸びにくい能力
- モンスターのほとんどには、伸ばしやすい能力と、そうでない能力とがある。
- モンスター図鑑を確認することで、伸ばしやすい能力と、そうでない能力を A~E までの5段階で知ることができる。能力は、Aに近いほど伸ばしやすい。
- 「伸ばしにくい能力」とは、トレーニングでの成長が難しい能力のことである。ただし、幼年期とピーク期とでは、伸び方に大きな差が生じるため、効率的に伸ばすなら、ピーク期に集中して鍛えると効果が見込める。
- 公園での練習や食事、戦闘経験などを通した成長は、能力の伸びやすさに影響されない。従って、伸びにくい能力はそれらの手段を用いて伸ばすことも一考の余地がある。
※つまり、効率的な育成計画としては、第1に活躍させる目的に合った長所を持つモンスターを選ぶこと、第2に、ピーク期までは長所を伸ばすこと、最後に、補う必要のある短所は、公園や食事でじわじわ伸ばすか、ピーク期以降に伸ばすこと、という3つのようだ。
◆寿命
- モンスターの平均的な寿命は、5~6年。しかし、2~3年しか生きられない場合があるという報告もある。
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短命のモンスターは、成長期、成熟期などが通常より早く訪れるため、「早熟」であると言える。ただし、成長期やピークの期間も短い。
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疲労やストレスを常時与え続けたモンスターは短命であることが報告されている
- 大会にたくさん出場したモンスターは、僅かに短命であることが報告されている
- プロテインのような身体強化アイテムをたくさん投与したモンスターは、短命になるという報告がある。
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大会中にケガをしたり、身体の限界を超えるダメージを受けたりしたモンスターが復帰するには、未来の寿命を削るほどの代償を伴う可能性が報告されている
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とあるジャングルで採取できる気象植物「黄金の薬草」を与えたモンスターは、およそ1年ほど身体が若返るという報告がある。ただし、採取地では他の植物と見分けがつきにくいため、モンスター側に高い判断力が求められるらしい。
※プロテインが寿命を削って成長を促進するものだとすると、生まれた直後のモンスターのように、トレーニング等での成長が芳しくない時期に投与することが効果的かもしれない。寿命は減っちゃうけれど、モンスターが本来の寿命で時間を過ごすよりも強く育つなら、その後、大会などで活躍できる機会が増えるよね?
◆あるブリーダーの講演1
あるブリーダーの講演を受けた。その人は毎週、「香り餅」と「ルーリル草」を交互に与えて、激しいトレーニングを繰り返しているということだった。
疲労とストレスとを交互に取り除くことで、与える餌も併せて、ある程度の強度のトレーニングをずっと繰り返すことができるらしい。
しかし、信じられないほどのお金がかかると思う。そして、休憩も遊びもせずに、ひたすらトレーニングするというのは、息が詰まりそう。ブリーダーがそうしたいなら全力でサポートするけれど。
◆あるブリーダーの講演2
あるブリーダーの講演を受講した。その人は、2年ほど「不思議な木の実」を与え続けたらしい。
その時に見たモンスターは、ブリーダーを嫌っているように見えた。虐待はしていないし、スパルタでも溺愛でもなかったのにである。
しかし、それ以上に気になったことは、2年も経っているはずのモンスターが、まるで子供のような姿だったことである。
なお、そのブリーダーによると、とてもお金と根気がかかる上に、思い通りになるまで祈る必要があるそうだ。疲労やストレスへの注意も必要ということだった。
◆ある植物学者の講演
薬草の研究をしている教授の講演を受講した。教授によると、以下の植物に有益な効果があるということだった。
- ねむたソウ = 疲労やストレスの軽減
- おこりソウ = 筋力上昇。疲労とストレスが増すが、それ以外のデメリットが無い
- 膨らみソウ = 空腹感を減らしつつダイエット効果。疲労とストレスが微増するが、誤差の範囲に収まるレベル
ちなみに最近、以下のような新しい薬草が別の大陸で発見されたらしい。モンスターに薬草ばかり食べさせているせいなのか、食べられそうな草に興味を持つようになっちゃった自分が怖い。
- おいしソウ = 眺めていると空腹感が強まる。そして、食べると食事の効能が高まる
- 増えソウ = 浮草の一種で、繁殖力が強い。食べると体の中で何かが増える。
- ステキソウ = 豪勢な見た目、そして香ばしい匂いを持つ草。果肉部分の味は絶品で、野菜嫌いのモンスターでも喜んで食べるほど。
- 夢ニデソウ = 不思議な形状をした希少植物。休養させる前に与えると良い。
- 強力ルーリル草 = ルーリル草の効能を人工的に高めた草。与えるとストレスを感じにくくなるが、強すぎる効能は有毒とも言われているらしい。